サイレントニャーって知っていますか?
「ニャー」と鳴いている仕草をしているのに、
声が聞こえない鳴き方のことです。
これは声が出なくなったのではなく、
人間には聞き取ることができない周波数で鳴いているのです。
どんな時に猫はサイレントニャーをするのでしょうか。
なぜ無音なのか
実は人間が聞き取れないだけで、猫はちゃんと鳴いています。
猫が聞こえる音の範囲は、25~75,000ヘルツくらい。
それに対して、人間の範囲は、20から20,000ヘルツです。
人間には聞こえないこの高周波の音域で、
猫同士はコミュニケーションが取れます。
これがサイレントニャーに見えるのです。
甘えている
サイレントニャーは子猫が母猫に甘えるときによく行います。
飼い主さんにするのは、母親のように慕っているということ。
サイレントニャーは最高の甘えた鳴き声で、信頼されている証なんですね。
不安になっている
猫が不安な気持ちの時、サイレントニャーすることも。
不安が混じった、不安定な気持ちを表していると考えられます。
声を出すのが面倒
飼い主さんに返事を返す時、
鳴くのが面倒で口だけ動かした時もあるんだとか。
尻尾を動かして返事をすることがあるように、
最小限の動きで猫が反応してくれたのでしょう。
要求がある
猫同士のコミュニケーションでも、
サイレントニャーで鳴いていることがあるようです。
猫が飼い主さんに撫でて欲しい時、ごはんが欲しい時など。
何か要求している場合もあります。